2019.06.22 追記:TestMesh Pro カーニングペア対応版の比較表および検証用データをアップしました。この記事の最終行を御覧ください。
TextMesh Pro の座標情報ファイルはバージョンにより異なることがあります。これにより日本語化のためのフォント作成が難しくなっています。今回は、様々なバージョンの座標情報ファイルの相違点を調査しましたので、メモとして残しておきます。
■フォント作成環境
Unity Hub 2.0.1
Unity 2019.1.5f1 および Unity 2018.2.3f1
■元データ
使用フォント:M+ FONTS | JAPANESE の mplus-2p-regular.ttf
使用テキスト:TextMesh Pro 作成確認用サンプルファイル(512文字)
■結果
Unity 2019 および Unity 2018 で使用可能な TestMesh Pro のバージョンによる、座標情報ファイルのフォーマットの相違点の詳細は、Googleスプレッドシート(TextMesh Proのバージョンごとの相違点)にまとめました。
簡単に言うと座標情報ファイルのフォーマットは、次の5種類+未検証1種類となります。
- 0.1.2 ~ 1.0.23
特記事項なし - 1.0.25 ~ 1.2.2
現時点(2019.06.06)で Unity Asset Store で入手できるバージョンは1.2.2。Unity 5系のゲームでは、このバージョンを使用している可能性が高いかも。 - 1.2.3
Unity 2018 のみで選択できるバージョン。 - 1.2.4 ~ 1.3.0
1.2.4 は Unity 2018.2.3.f1 で current - verified となっている。 - 1.4.0 から 2.0.0
いわゆる "1.1.0" 系。 - 2.0.1
Unity 2019.1.5f1 で current - verified となっている。自分の環境では、このバージョンで作成したゲームがCDTとなりました(原因不明)。また、AssetStudio v0.12.58、UABE でも詳細情報を確認できず未検証です。
■検証データ
検証データはここからダウンロードできます。
■Pillars of Eternity 2(PoE2) のフォントについて
今回の調査でも、PoE2の座標情報ファイルのフォーマットは見つけることが出来ませんでした。
PoE2の座標情報ファイルで異なる点は、次の項目が存在しないことです。
- FontInfo.StrikeThrough
- FontInfo.StrikeThroughThickness
PoE2の座標情報に関しては、個別に対応する必要がありそうです。
2019.06.22 追記:カーニングペアに対応した場合の相違点をまとめました。
TextMesh Proのバージョンごとの相違点 「相違点一覧(カーニング対応版)」
検証データはここからダウンロードできます。
(Unity 2019.1.5f1を使用した各バージョンのデータです)
以上
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